2012年09月06日

パソコン選びのポイント(スペック編)

お絵描き向けのパソコン選び

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イラスト作業で一番重要なのはメモリ(RAM)


メモリ(RAM)とはパソコンで作成する作業内容を一時的に記録する為に使うもので、この容量が多ければ複数のソフトを同時にストレス無く動かす事も可能です。

お絵描きソフトは非常にメモリを消費します。

大きな画像を作成したり、レイヤー数を増やせば増やすほど消費するメモリ量は増大していきます。

<お絵描き向けのパソコン選び−@動作環境とパソコンスペックの確認>

こちらで一部お絵描きソフトの必要動作環境を紹介しましたが、これはあくまで最低動作環境なので、実際はそれ以上のスペック(性能)でないと快適に動かすのは難しいです。

比較的軽い動作のSAIでさえdpi(解像度:印刷する場合は350dpi、Web上だけなら72dpiでOK)を上げて、大きいサイズのイラストを描き反転なんかを多用すると、メモリ4Gの私のパソコンではメモリ不足になり作業が止まってしまう事があります(;;


なので快適に動かす為にもメモリは最低4G欲しいところです。


最近は大分メモリも安くなり、大体のパソコンに元から4G積んであります。

32bitOSではメモリを4Gまでしか使う事が出来ないので、もっと快適に余裕を持って作業したい場合は64bitOSで8G、16Gとメモリを増やす事をオススメします。





パソコンの頭脳CPU


CPUの性能が高ければ高いほど複雑な計算を速くこなし、パソコンの処理能力が上がります。

CPUの性能は一般的にクロック数の数字が高いほど良いと言われます。
CPUの説明にある2.50GHz3.40GHzの事です。

コア数というものもあり、デュアルコア(コア2個)よりもクアッドコア(コア4個)の方が複数のコアで同時に作業を分担して行うので、効率的で、処理が速くなります。


現在発売されているCPUは安価で高性能なものが増えてきたので、フィルターをたくさんかけたりしなければCore i3以上のデュアルコアで充分だと思います。

余裕を持つならCore i7シリーズやCore i5 700以上のクアッドコアにしましょう。

CPUパフォーマンス比較表 (MAXIMUMs ROOM さん)
http://maximums.gatt.nobody.jp/cpu.html





3Dを扱うなら必要、グラフィックボード


2Dのイラストだけを描くのなら必ずしも必要ではないグラフィックボード(グラフィックカード、グラボ、GPU)ですが、

<ポーズに困ったら>

こちらで紹介した3DCGを使ったポーズ人形Photoshop3D機能のあるお絵描きソフトを使う場合は必要です。


インテルHDグラフィックCPU 内蔵グラフィックと書いてあればそれはオンボードと呼ばれるもので、グラフィックボードは搭載されていません

安いパソコンはグラフィックボードを省いてコストダウンをしているものが多く、3Dを扱う予定があるのなら注意して選んでください。


3Dも含めたお絵描き用途として使うならGeForce GT 640が人気です。

ちなみに安価なドスパラクリエイターパソコンをカスタムして選べるグラフィックボードの「GT 620」はGT 430のリネーム品となる為性能は低く、3Dには向きません。(2013年4月現在)

High End Videocards - Updated 5th of September 2012
http://www.videocardbenchmark.net/high_end_gpus.html


(関連イラスト制作に適したビデオカードは?)



その他の注意点


「NVIDIA GeForce GTX550 Ti 1GB」の1GビデオメモリというものでVRAMとも呼ばれ、ディスプレイに表示される内容を一時的に保持してくれるメモリです。

ビデオメモリが多いほど詳細な3Dや大画面映像を高速で処理し、スムーズに表示してくれます。


グラフィックボードを乗せた場合電源も重要になってきます。

グラフィックボードも電力を消費するので、もし電源のパワーが足りなくなった場合ブレーカーが落ちたようになり、パソコンが突然シャットダウンするか、最悪の場合電源が焼け焦げます。

最高性能のグラフィックボードを使わない限り、500W程度の電源で大丈夫です。

気になる場合は各グラフィックボードの公式ページにある「最小限必要な電力」をチェックしてみてください。


ハードディスク(HDD)はプログラムやデータを保存しておく本棚です。

容量が多いほどたくさんのデータを保存する事が出来ます。

BTOパソコンは初期設定だと大体HDD1台ですが、追加でHDDを増やす事が出来ます。

HDDはいつかは必ず壊れてしまうものなので、なくなってほしくないデータなどは増設したHDD外付けHDDにバックアップをとっておく方が安全です。





パソコンの寿命は3年と言われます。

もちろんそれ以上持つ事も充分にありえますが、機械はいつかは壊れてしまうものです。

残念ながらパソコンのパーツには当たり外れがあり、「新しい性能の良いものを買ったはずが初期不良ですぐ壊れた」なんて事もありえます。

買ってから1年〜3年の間にどこかが壊れてしまう事もあります。

そうなっても困らないように初心者は特に延長修理保証に入っておきましょう。


またパソコンを簡単に壊してしまわないように、真夏の暑い昼間に電源を入れっぱなしにしておいたり、セキュリティソフトを入れずに怪しいサイトを見て回ったりという事はなるだけ避けましょう。

高い買い物なので大事にしてあげてくださいね。



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posted by うろ at 00:00 | Comment(0) | デジタルで描く | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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