購入したのはEIZO FORIS FS2333-A。
(最新型FORIS FS2434はコチラ)
イラスト制作だけではなく、デジカメ、動画、ゲームにとマルチに対応したモニターです。
「ゲームPCアワード2012 ディスプレイ部門 総合顧客満足度 第1位」や「デジタルカメラグランプリ2013 PCディスプレイ<エントリー>部門銀賞」を受賞しており、私自身イラスト制作にだけ使うモニターではないのでコレに決定。
使い始めて1カ月ほど経ったので感想を..._〆(・ω・ )
【選べるカラーモード】
FS2333には複数のモードがあり、モードの切り替えは手元のリモコンか添付ソフトウェアで簡単に切り替えることが出来ます。
用途に応じて使い分けるとGood。
★sRGBモード★
イラスト制作には「sRGB」を選択。
色温度が6500Kに設定されており、写真鑑賞やWebデザインにもこちらを使います。
★Gameモード★
かなりくっきりはっきりな画面になります。
このモードにするだけで暗いところや細部までしっかり丸見えです。
・・・ですがあまりはっきり見え過ぎて、ゲーム世界の風景・情緒も何もなくなってしまうので私はあまり使いません(´ω`;
★Cinemaモード★
画面全体がソフトフォーカスをかけたようにぼや〜っとなります。
(複製したイラストにガウスをかけ、元のイラストに重ねて雰囲気を柔らかく演出するアレ)
またFS2333の真骨頂ともいえるsmart機能も設定されているので暗い部分もよく見えます。
★Paperモード★
画面が落ち着いた柔らかい暖色になります。
紙に近い見え方を再現してあるので目が疲れにくいです。
テキストを読む際に特にオススメ。
★Ecoモード★
輝度を下げて消費電力を抑えるモード。
画面が大分暗くなるので画像を綺麗に見たい時は別のモードを推奨。
★User1、2モード★
自分でお好みに設定し保存出来るUserモードが2つ。
色温度がオフになっておりsRGBモードより鮮やかに見えます。
私は動画を見る時下記のSmart機能を追加したUserモードを使っています。
【独自のSmart機能が素晴らしい】
★Smart lnsight★
FS2333独自の技術。
明るさが足りず暗く写ってしまった写真の暗部もモニター上ですぐ浮かび上がって見える!びっくり!
静止画だけではなく、ゲームの暗がりに隠れた敵も見える!
場面が暗くて何がなんだかよく分からない動画も何をやっているのかちゃんと見える!
普通のモニターでは暗い部分を見ようと画面を明るくすると全体が明るくなって白くぼやけてしまったり眩しかったりするけれど、この機能はほぼ暗部だけを見やすくしてくれるのでとても見やすい。
(デジカメ画像↑)
動画を見る時はこんな設定にしてます。
Smart lnsightは普段「3」、暗過ぎて「あぁ゛!?」となる時は「5」にすると快適です。
★Smart Detection★
Smart機能による補正を画面全体にかけるか、動画部分にだけかけるか選ぶことが出来る機能。
動画にだけ補正をかけて見ながら、その横でSmart機能の影響を受けずに作業したいフォトレタッチをするなんてことも思いのまま。何これ凄い!
★Smart Resolution★
自然なままにしておきたい部分とくっきり強調したい部分を自動で判断し、シャープな補正をかけたり遠景をぼかす機能。
低解像度の動画を見る時に使えるかと思いましたが、やりすぎると逆に汚くなるので、ONにするかOFFにするかは好みが分かれるところ。
★肌・文字補正★
「有効」にすると、くっきりはっきり強調したくない肌や文字を認識し、その部分だけSmart Resolutionによる補正をかけないように出来ます。
【いつでもエコ確認】
リモコンの「Eco View」ボタンを押すだけで現在の省エネ度が分かる機能。
やはりEcoモードの時は省エネレベルが高いです。
面白い機能だけどオマケみたいなものなので、そこまで神経質に気にしなくていいと思います。
多機能なのでモードの説明だけで随分長くなりましたが、イラストを描く上で大事なグラデーション表現も10bitガンマ補正・1677万色フルカラーで滑らかに表示。
工場でキャリブレーション(色を正確に再現するよう調整)済みなのもありがたいです。
IPSパネルなのでどこから見ても変色がほとんどなく画面は綺麗ですし、低価格帯のTNパネルと違って長時間作業しても目が痛くなりません。
(といっても部屋の加湿や適度な休憩はとってくださいね!)
難点を挙げるとするなら、音質が非力過ぎると。
私の場合はモニターからヘッドフォンを繋げているわけではないので全く問題ないです。
それとSAIなどのカラマネ非対応ソフトで描いたイラストの色が若干派手に表示される件はFS2333に限った話ではなく、PhotoshopやGIMPでプロファイル変換をすれば大丈夫です。
次でやり方を説明しますね。
【追記】書けました → 「何故SAIとPhotoshopで色の見え方が違うのか」
結構長くなってしまったので、やり方だけ知りたい場合は記事後半の【sRGBへの変換】からどうぞ。
イラストも描くけどネットもするし、動画も見るし、ゲームもしたい!といった場合は期待に充分応えてくれる良いモニターです。
ドット欠けも無く、5年間修理無償保証でサポートが手厚い点も安心です。
3万前後でこの内容はコストパフォーマンス的にも性能的にも大満足のオススメ出来るモニターです。
今度は室温管理もちゃんとして大事に使いますね(´ω`;
【新型FORIS】
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