2012年11月23日

「Adjustment」カメラ、色合い、サイズを調整する

前回紹介した無料フラクタル生成ソフト「Apophysis 7x」のカメラの調整方法について。


258.jpg


Apophysis 7xウインドウ上部にあるペンで書き込んでいるアイコン「Adjustment」を押して調整ウインドウを開きます。





カメラを調整する


@Camera


248.jpg

Zoom:画面を拡大縮小します。
X-Position:カメラを横軸移動させます。
Y-Position:カメラを縦軸移動させます。
Rotation:画面を回転させます。





レンダリングを調整する


ARendering


249.jpg

Gamma:ガンマ値、画面の明るさを調整します。


250.jpg

Brightness:輝度を調整します。


251.jpg

Vibrancy:鮮やかさ、彩度を調整します。





グラデーションを調整する


BGradient


252.jpg

Preset:数多くのグラデーションの中から好きな色合いのものを選ぶことができます。


253.jpg
254.jpg

Rotate:グラデーションのスライダーを動かし、色合いを変えることができます。





画像サイズを変更する


CImage size


255.jpg

a:画像サイズを選びます。
Maintain aspect ratio:チェックを入れると縦横比を維持したままサイズを変更します。

b:右側のフロッピーアイコンを押すことでaで指定したサイズを保存し、適用します。
左側のボタンを押すとそのサイズが適用されます。

c:チェックを入れたままサイズを変更すると、変更された画像サイズに合わせてウインドウサイズも拡大縮小されます。
Apply」を押すと、その場でResize Main Windowのチェック内容が適用されます。





曲線を調整する


DCurves


256.jpg

トーンカーブのようなもので、「Overall」「red」「Green」「Blue」の調整が出来ます。
曲線を下げると選んだ色が弱くなり、上げると強くなります。
Resetを押すと全て元に戻ります。





3D機能を調整する


257.jpg


Depth Blur:ブラーをかけます。0はブラー無し、数値が大きいほどブラーがかかります。
Pitch:傾きを変更します。90で真横から、180で裏からの視点になります。
Yaw:視点の方向を左右に変更します。
Height:視点の高さを変更します。
Perspective:遠近感を調整します。
Scale:スケールを変更します。

右上の矢印「←Undo」は1段階戻る、「Redo→」は1段階進むで、変更をやり直すことができます。


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2012年11月28日

「Variation」形を変えてみよう

引き続き無料フラクタル生成ソフト「Apophysis 7x」について。



Apophysis 7x起動すると左側に面白いフラクタル画像がランダムでたくさん出てきます。

しかしその中に気に入る画像がなかった場合、


260.jpg


上部メニューの「Editor」をクリックし、


259.jpg


三角形の「Transform(トランスフォーム)」を動かしてみたり、大きさを変えたり、回してみたり、増やしてみたり・・・、直接「Variations(バリエーション)」の数値をいじっても形を形を変えられますが、正直どこをどうしたらどうなるのかさっぱりだと思います。

そこで基本的な部分はランダムに任せて、自分は微調整orノータッチ簡単に素敵な画像を作る方法を見てみましょう。





方法1:Variationの数値だけ変えてみる


Variationとはフラクタル画像を生成する際の基本的な模様の設定です。

デフォルトでもたくさんのVariationが入っていますが、他にも様々なプラグインが公開されています。


261.jpg


さて、この画像に使用されているVariationは、

spherical:0.0438014
fan2:0.956199


という2つのVariationsになります。

数値を見るとfan2というVariationsの影響が大分強いですね。


263.jpg


そこで上部メニュー「Variation」→「Random F11」もしくはキーボードの「F11」を押すと、


262.jpg


一瞬で全く違う画像になりました。

Variations数値は、

spherical:0.623215
fan2:0.376785


に変わりました。


Random F11を使うと、現在使用されているVariationsの数値だけがランダムで変更されます。

Transformの形を変えず、Variationsの数値だけを変えたパターンをすぐ見る事が出来ます。





方法2:Built-inで他のVariationを適用してみる


264.jpg


これはランダムで作られた画像です。

の2つのTransform(三角形)にVariationspherical」と「foci」が使用されています。


この画像のVariationタイプを変えてみましょう。


265.jpg


上部メニューの「Variation」→「Built-in」を選択し、ずらっと並んだ項目の中から好きなものを選べばその効果が適用されます。

別途DLしてきたVariationがある場合は「Plugins」から選べます。


266.jpg

Variation → Disc


267.jpg

Variation → Cylinder


268.jpg

Variation → Rectangles


269.jpg

Variation → Bwraps



これらの基本となるTransform(三角形)は大きさも形も最初の画像と全く同じです。

Built-inでは選んだVariationだけが適用され、全く違った見た目になるので面白いですね。



オススメのVariation

Linear ・・・ 線形
Spherical ・・・ 円形
Rings2 ・・・ リング状
Fan2 ・・・ 扇状
julian ・・・ ジュリア集合(大体円形)
julia3D ・・・ ジュリア集合(3D版julian)
julia3Dz ・・・ ジュリア集合(ダイナミック)
blur_pixelize ・・・ グリッド模様
rectangles ・・・長方形
foci ・・・ 病巣(ぼやぼや)


270.jpg


上の画像はjulianjulia3Dで生成されたものです。

模様らしい模様が生成されやすいジュリア系や、宇宙のような画像が生成されるSphericalfociはイラストの背景素材として使いやすいです。


宇宙画像の作り方はコチラのサイトで詳しく解説されています↓
MUZU fractal」 − Apophysisで宇宙っぽい結果が出やすくなるランダム設定



また、上部メニュー「Settings...」→「Random」タブを選び、「Type」と「Order」を設定するとより模様らしい模様が生成されます。


277.jpg


Type

None・・・デフォルト設定、完全ランダム
Bilateral・・・左右対称
Rotational・・・回転、円形になる
Dihedral・・・二面角


Order

Type」が「Rotational」と「Dihedral」の時に選択可能。
ポイントの数が変化する。
3で三角形、5で五角形のような形になる。





方法3:左側のランダム画像を一新する


面白そうなVariationを見つけても、1個1個効果を適用して見た目を確認するのは面倒だと思います。

そこで左側にサムネイル表示されているランダム生成画像Variation指定して一新してみましょう。


271.jpg


上部メニューの指差しアイコン「Settings...」をクリックし、「Variations」タブを選びます。

ランダム画像を見たいVariationにチェックを入れ、「OK」を押します。


ちなみに右上の「Set all」を押すと全てにチェックが付き、「Clear all」を押すと全てのチェックが外れます。

全てを選択してランダム生成した場合色々な組み合わせの面白い画像が見られますが、少々処理が重くなります。

272.jpg

見たいVariationにチェックを入れたら上部メニューの「File」をクリックし、Random batchを選んでクリック。

これでチェックを入れたVariationのランダム画像が左側にずらっと生成されます。





方法4:見ながら変化させる


いくつかのサムネイルを見ながら、好みの形へじわじわ変化させる方法もあります。


273.jpg


ランダム生成されたこちらの画像を変化させていきます。


274.jpg


上部メニューの4つの四角が並んだアイコン「Mutation」をクリックし、Mutationウインドウを開きます。


真ん中が現在の画像で、それ以外の画像をクリックするとTransformの数や形が変化します。

Speed」は変化度合いで、数値を大きくするほど一気に画像が変わります。

Trend」で別のVariationを選択すると、徐々にそのVariationの効果が加わって形が変わっていきます。


275.jpg
276.jpg

linearランダム生成 → Trendで「spiral」を選択 


見ながら変化を加えられるので分かりやすいです。





最初のうちは【方法3:左側のランダム画像を一新する】が一度にたくさんのランダム生成画像を見れて良いと思います。

慣れてきたら一番最初に説明した「Editor」の「Transform」をいじってみても面白いですね。


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2012年12月02日

「Settings」高画質に書き出す(レンダリング)

引き続き無料フラクタル生成ソフト「Apophysis 7x」について。



最初に簡単なレンダリングの方法を説明しましたが、折角お気に入りの画像が出来たらもっと大きく、綺麗にレンダリング(書き出し)したいと思います。

今回はその説明です。





画像サイズを変更する


285.jpg


@Size

画像サイズを変更します。

Maintain aspect ratio:チェックを入れると縦横比を維持したままサイズを変更します。

こちら(「Adjustment」カメラ、色合い、サイズを調整する)のCImage sizeでも同じように画像サイズの変更が出来ます。





画質を調整する


AQuality


Density(画像の密度)


278.jpg
200↑ (「▼」を押すと出てくる最小値)

279.jpg
1000

280.jpg
4000↑ (「▼」を押すと出てくる最大値)


200ではつぶつぶに見えた部分も4000では大分なめらかになっています。

4000以上の数値は直接入力すれば入れられますが、その分レンダリングに長い時間がかかります。

素材として使う分には4000あれば十分でしょう。



Filter Radius(ぼかし具合)

(Densily:200 Filter Radius:0.4〜1.6 Oversample:1)


278.jpg
0.4

281F.jpg
1

282F.jpg
1.6


Filter Radius(ぼかし具合)の数値を大きくすれば画像の荒さを誤魔化すことが出来ますが、あまりやりすぎるとシャープさがなくなるので、0.1〜1の間で、お好みに数値を設定してください。



Oversample(拡大出力後縮小)

(Densily:200 Filter Radius:0.4 Oversample:2〜4)


283.jpg
2↑ (クリック拡大可能)

284C4.jpg
4↑ (クリック拡大可能)


この数値の数だけ大きくレンダリングし、レンダリング後、設定されたサイズまで縮小します。

数値が「2」であれば2倍の大きさにレンダリングした後、元のサイズに戻すということです。

大きく描いたイラストを後から縮小して細かい荒を潰して綺麗に見せるのと同じようなものです。
(でもこの画像だと上手く縮小出来なかったのか、数値が大きいほど荒が目立ってますね(´`;

また数値が大きいほど大きな画像をレンダリングすることになるので、レンダリングに必要なPCメモリは増えていきます。

そこまで大きな違いはないので2で良いと思います。





※注意

286.jpg

画像サイズを大きくしすぎた場合、PCの使用出来る物理メモリの量をオーバーしてしまうことがあります。

緑のゲージがいっぱいになり、メモリについての文が赤文字になった場合はサイズを落としてください。

そのままレンダリングしようとするとApophysisがフリーズするか、最悪PCごとフリーズします。





レンダリングのスピードを上げる


CPUの性能を引き出すことでレンダリングにかかる時間を短くすることが出来ます。


BResource usage


287.jpg


上はメモリについてのメッセージ、「利用可能な物理メモリ971MBのうち48MBを使用する」ということ。

下はCPUについてのメッセージ、「利用可能な4コアのうちの2コアを使用する − 「options」で変更」ということ。


288.jpg


上部メニューの指差しアイコン「Settings...」→「General」タブの「Multithreading」でレンダリングに使用するコアスレッド数を変更できます。



ちなみに「Densily:4000 Filter Radius:0.4 Oversample:2」のQuality設定でレンダリングした場合、大体下記のようなレンダリング時間になりました。

OFF → 17分
2コア → 9分
4コア → 5分



うちのCPUはi5-2500で4コア4スレッドなので「4」が上限。

使用コアスレッドを増やせばそれだけ速くレンダリングが仕上がりますが、MAX使えばCPUの性能をフルでレンダリングに使われてしまうので、それだけPCに負荷がかかりレンダリングしながら別の事は出来なくなります。

急いでいなければほどほどで。





まとめると、

Quality
Density:4000
Filter Radius:0.1〜1(お好み)
Oversample:2


Resource usage
パソコンの余力と相談



いろいろな画像を作ってApophysisで遊んでみてくださいね。


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2013年01月06日

【SAI】2012.12.03公開 Ver.1.2.0-Beta.4

SAIの最新バージョンVer.1.2.0-Beta.4が公開されています。

Ver.1.2.0-Beta.4 DLページ → http://www.systemax.jp/ja/sai/devdept.html



更新内容

2012-12-03 Ver.1.2.0-Beta.4
*** Windows 8での動作検証を完了、結論としてWindows 8は非推奨とします ***
Windows 8からデスクトップのベーシックモードとクラシックモードが廃止されたため(Aeroと同様の仕組みのモードのみとなった)、プログラムによる画面描画の遅延が回避不可能な仕様となりました。結果としてブラシ筆跡の遅れが常に発生してSAI本来の応答性が大きく損なわれた形でしか使用できないため、Windows 8を非推奨とした次第です。

・Windows 8のマルチディスプレイ環境でサブディスプレイ上でウィンドウを最大化した時にタスクバーが隠れてしまう問題を修正
・タブレットのディスプレイへのマッピング範囲をタブレットドライバから取得するよう変更
 (ワコムの古いドライバへのバグ対策を取り止めた)
・エディットボックスのIME入力でEnter以外で確定した時に変換中文字の表示位置が動かない問題を修正
・ファイルのドラッグ&ドロップで拡張子が".jpeg"となっているファイルを開けない問題を修正
・ファイルビューアでフォルダのショートカットをダブルクリックしてもリンク先を開けない問題を修正
・Windows XP以前のネットワークプレースの最上位フォルダへの保存ができない問題を修正
・その他細かい調整






基本的な使用感はBeta.3と変わらず。

Ver.1.1(製品版)Ver.1.2 Beta.3の比較記事はコチラ → 「人気No.1お絵描きソフトは! SAI Ver.1.2テスト



Win8が非推奨とありますが、動かないわけではありません。

ただWin8ではオシャレなデスクトップ描写システム「Aero」を切ることが不可能になったため、低スペックでも気持ちよくスラスラ絵を描けることを追求したSAIにとっては気になる点だということです。

SAI以外のアプリもAeroの影響を受けパフォーマンスが低下する場合があります。

VistaWin7にもAeroは搭載されており、AeroをONにした状態で描画の遅延が気にならないようであれば上記の問題については大丈夫かと。(並のスペックがあるなら動作はする)

Aeroについて → 「お絵描き向けのパソコン選び−Bパソコン選びのポイント(OS編) → 【Windows 7のAero(オシャレ機能)を無効にする】





ビジネス用途やタブレット向けにPCが進化して行くのは時代の流れといえばそれまでですが、お絵描き用途として使う者にはあまり嬉しい流れじゃありませんね(;;

Ver.1.2の開発が止まらないことを祈るばかりです。


posted by うろ at 09:45 | Comment(0) | お絵描きソフトの使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2013年03月21日

【SAI】2013.03.16公開 Ver.1.2.0-Beta.5

SAIの最新バージョン「Ver.1.2.0-Beta.5」が公開されました。

Ver.1.2.0-Beta.5 DLページ → http://www.systemax.jp/ja/sai/devdept.html



更新内容

2013-03-16 Ver.1.2.0-Beta.5
・更新履歴の 2012-12-03 Ver.1.2.0-Beta.4 の Windows 8 非推奨に関する文面を書き直した
・ファイルビューアの機能追加
 - ファイルシステムのフォルダに限り[場所]欄からパスを取得・入力できるように変更
 - フォルダツリー上でブックマーク階層下のフォルダの本来の場所を展開するボタンを追加
 - [表示する形式]を変更すると[保存形式]が連動するように変更
・ファイルビューアでファイルリストが[詳細表示]の場合にキー操作が正常に行えない問題を修正
・タブレットのディスプレイへのマッピング範囲を従来の方法に戻す設定を追加 (misc.iniで設定)
・ストロークの途中でツールシフトを行うキーを押し始めてストロークの終わりと同時にそのキーを放すとツールの切り替えに
 なってしまう問題を修正
・SAIを仮想ドライブにインストールしていると初回セットアップが失敗する問題を修正
・その他細かいバグ修正と調整






主にファイルビューア周りの変更です。


Ver.1.1(製品版)の画面↓
50.jpg

Beta.5の画面↓
321.jpg



Win8何故非推奨なのかの理由も追記されています。


*** Windows 8での動作検証を完了、結論としてWindows 8は非推奨とします ***
Windows Vistaで導入されたAeroデスクトップはその仕組み上、プログラムによる描画の結果が画面へ反映されるまでに20ミリ秒程度の遅延が発生します。
これは数字で見ればほんの僅かですが、例えばタイミングに厳しいアクションゲームなどではプレイに違和感を与える程度には長い時間です。
SAIにおいても小径ブラシの筆跡のダイレクト感が大きく損なわれると、開発者としての贔屓目を差し引いても感じます。
幸い、Windows 7まではエンドユーザー自身の手でデスクトップをベーシックモードかクラシックモードにする事でこの遅延を避ける事ができていました。
ところがWindows 8からベーシックモードとクラシックモードが廃止されたため、この遅延が回避不可能な仕様となってしまいました。
その結果、SAIの大きな売りである小径ブラシの筆跡のダイレクト感が大きく損なわれた形でしか使用できないため、Windows 8を非推奨とした次第です。
とはいえ元々AeroでしかSAIを使っていない人や、この程度の遅延など気にもならない人であればWindows 8でSAIを使用しても何ら問題はないと思います。



公式見解として「動かないわけではないが少々遅延が発生する。気にならなければ問題ない。」だそうです。


個人的には今からOSを替えるならソフトの対応状況や操作性を見ても、Win8よりもWin7をオススメします。

2014年にはWin9が出るって話もありますし・・・(´`;



Beta.5の操作感はBeta.4と変わらずぬるぬるです。

現時点で特に不具合や困ったところはありません。


Ver.1.2.0-Beta.5で現在判明している不具合
ファイルビューアのウィンドウサイズが最小だと[名前]欄が隠れてしまいます。下記の方法で対処してください。

ファイルビューアのウィンドウサイズを大きくする
[名前]欄でカレットを左に動かして隠れた文字を見えるようにするか、ファイルビューアを開きなおす



posted by うろ at 00:00 | Comment(2) | お絵描きソフトの使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする