
(クリック拡大可能)
画像はうちのでこっぱち子を2つ並べたものです。
絵柄の話はとりあえず置いといて、印象としてどちらが古臭く見えますか?
・・・左の方が一昔前な印象を受けると思います。
今風の流行絵の特徴として、線の細さが挙げられます。
現在は「線が細く、強弱のあまりない、必要最低限な情報量」の線画が主流です。
無駄のない洗練された線画であると言えます。
2000年頃から急激にパソコンが普及し出し2012年の現在は、どの家庭にもパソコンがあるのが当たり前になりました。
今でこそ誰でも簡単にデジタルでイラストを描けるようになりましたが、2000年代はまだアナログとデジタルが入り混じった時代でもあります。
そしてアナログイラスト時代から線画は強弱をつけたものが良いとされてきました。

現在は線画の強弱による表情付けは必要最低限となり、全体的に単調な線になっています。
線画が太く、強弱もしっかりつけてあると、少年漫画のような力強さや熱血感が感じられ、現在主流のイラストが求める繊細な表現とは違ってきてしまうからです。
線画を更に繊細に目立たなくする為に、加工や色付けを加える事もあります。
性能の良いお絵描きソフトが手軽に手に入るようになったのも一つのポイントです。

左:SAI「鉛筆ツール」サイズ:0.7(最小)、筆圧設定無しでそのまま
右:SAI「鉛筆ツール」サイズ:0.7(最小)、筆圧「濃度」「サイズ」にチェック
同じ一番細い線でも、筆圧感知があるだけで濃度や太さに違いが出て、更に細く繊細に見せる事が可能です。
ペンタブレットを使った筆圧感知がうまくいかない場合はこちらをご覧ください↓
【SAI】「筆圧を感知しない!」の対処法
ポイントは「細く繊細な線」です。
※流行の絵柄の特徴です。あくまで流行であって、これが絶対ではありません。